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ワインおたくの夫と食べること大好きな妻の貧乏暇無し日記。フランス・ロワール地方でぶどうの有機栽培とワイン醸造に挑戦しています。


by maisey

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ボジョレー sans soufre

今日は11月の第3木曜日!
去年もそうでしたが、今年もそろそろかな、とぼんやり思っていたらスーパーの片隅にヌーボー発見。
ボジョレー sans soufre_c0188527_3101590.jpg

しかもラベルがやたらと日本を意識してるような...
と思うのは私だけ?

ボジョレーといえば、1ヶ月ほど前に初めてマルセル・ラピエール(Marcel Lapierre)のモルゴンを開けました。
ボジョレー sans soufre_c0188527_393022.jpg

(なぜか写真のグラスに泡が付いてますが、これはビール。。)
彼は自然派ワインのリーダー的存在であり、私たちの周りにも彼に影響を受けた生産者はたくさんいます。

このワインを買った時、お店の人に「亜硫酸無しのボトルにしますか?それとも亜硫酸入りにしますか?」と聞かれた。

ワインショップでそんなことを聞かれたことは今までなかったのでびっくりしてしまいました。
同じワインでも亜硫酸無し・入りを選べるなんて「食後はコーヒーになさいますか?それとも紅茶?」のような感覚?(ちょっと違うかな)

日本の輸入元のサイトにもありますが、マルセル・ラピエールは醸造過程で酸化防止剤としての亜硫酸を一切加えません。
しかし長時間の移動や輸出を考えると亜硫酸一切無添加のワインというのは不安定でリスクを伴うので、瓶詰めの際に「顧客の要望に合わせて」少量の亜硫酸を加えるそうです。

でもフランス国内では亜硫酸全くの無添加バージョンも買えるんですね。
お店のスタッフに聞くのを忘れたけど、どちらの方がよく売れるのかな。
個人的には、開けてびっくりになりかねないsans soufre(亜硫酸無添加)よりも、微量の亜硫酸で安定したワインの方が...と思ったのだけど、オットの熱い要望により無添加のものをお買い上げ。

ちなみに初めて飲んだラピエールのワイン、開けてすぐの感想は「ふーん」という感じでした。
しかし時間が経つごとにどんどん香りが開いてきて、詳しい味や香りは忘れてしまったのですが(だめ)空気に触れれば触れるほど美味しくなって瓶が空く頃にはすっかり虜になっていました。

ちょうど私たちも初めての収穫の真っただ中だったから、良い刺激をもらったというか、私たちもいつか...!なんて図々しく興奮したり。


そしてそんな風に彼のワインを楽しんだ数日後、マルセル・ラピエールが闘病の末亡くなりました。
60歳の若さにして...残念です。
心からご冥福をお祈りします。
by maisey | 2010-11-19 05:56 | ワイン

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