ワインおたくの夫と食べること大好きな妻の貧乏暇無し日記。フランス・ロワール地方でぶどうの有機栽培とワイン醸造に挑戦しています。


by maisey

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カテゴリ:フランスの日々( 42 )

待望の

雨が降りました。
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ここ1ヶ月くらい、雨らしい雨が降ってなくて、土はカチカチ、ぶどうも庭の野菜も、そしてついでに雑草も喉カラカラ状態でした。

真夏みたいな天気がずっと続いて、長袖も全部しまっちゃおうかな、と思っていた矢先、結構たくさん雨が降ってくれました。


こう、カーッと暑い日が続いて、ザーッと雨が降って、ふっと涼しくなるのっていいよね。

ちょっと日本の夏を思い出すなあ。

(なんてオットと言い合いましたが、お互いずっと夏に日本に帰ってないからものすごい間違った記憶かも。。)


ちなみに雨が降るとぶどうの樹にカビが発生する恐れが出るので、
ビオ農家も化学者も(使うものは別物だけれど)防カビ剤をスプレーしなければいけません。

週末には雨が降るぞ、と予測されて、雨が降る前にスプレーをしておくのが普通なのですが、今回はみんな普段以上に慌ててスプレーしていました。


というのも木曜日、6月2日が祝日だったからです。
木曜が祝日なので金曜も休んで四連休にする人が多く、"faire le pont"「橋を架ける」と言います。

みんな「橋」を架けて四連休を楽しみたいのでしょう。
水曜日の夜はどこでも、遅くまでトラクターが出ていましたよ。
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by maisey | 2011-06-06 06:37 | フランスの日々

もう、春ですね

ブログをずっと書いていないあいだにすっかり春になってしまいましたね。
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とっくに復活祭も終わってしまいました。
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ベルギー人のお友達がくれた、イースター定番の「卵探し」のチョコレート。

写真では見えにくいのですが、卵の上にリボンがついていて、
そのまま木につるしたりできるようになっています。

そしてこのチョコ、振るとシャカシャカ、マラカスみたいに鳴るんです。

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なんか、この素朴な仕掛けが隠されたチョコレートがすごくかわいくて♪

イースターと言えば巨大で固っい、にわとりやうさぎの形をしたチョコやゴテゴテしたラッピングのキャンディーしか知らなかったので、この卵チョコは素直に嬉しかったなあ。

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そして今週末は5月1日、スズランの日。

この日にスズランの花束を受け取った人は幸運になるという日で、
去年はスズランの小さなブーケを道ばたで売っている子供たちを見かけました。

スズランの開花は春の到来を告げるしるし。
だからこの日は春が来たのを喜ぶ日でもあるのですね。

実は私、スズランが大好きで、結婚した時ブーケとして持ちたかったんです。
でも式は7月下旬だったので、お花を作ってくれた方に「季節じゃない」と言われてしまって。

その時は恥ずかしながら、花なんて春から夏にかけて何でもあるものかと思っていたんです。

フランスに来てから、スズランは春の花だってバシッと覚えました。

***

さて、今年に入ってぶどう畑の面積が増えました!
何ヘクタール、と言っても農業やってる方以外にはピンと来ないと思いますが、去年より3倍の大きさになりました。

念願の白、シュナン・ブランも結構あります!

だから今春はワクワクがいっぱいです。
でもそれだけ仕事も増えたので、毎日アワアワしてます。

アワアワが少しでも落ち着いたら、こちらでも新たな畑のことを紹介したいと思います。
取りあえず、季節はズンズン進むばかりで、人間はそれに追いつくのに必死であります。。
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by maisey | 2011-04-30 06:21 | フランスの日々

ねどこ

うちの階段の横にある小さい窓。
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あ!

ねこがいる!

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ミニドゥー専用のベッドになってます。
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他の場所で寝てるの、見たことないなぁ。

私たちが家にいると、キッチンにいても、寝室にいても、トイレにいても付いてくるのだけど、時々こつぜんと姿を消す。

眠くなると、近くにあるソファでもなく、私たちのベッドでもなく、自分の寝床に走って行って寝てるみたい。

一緒に遊んでたりしても、急にダダーっと走っていなくなって、急に静かになる。

変なやつ。。(笑)
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by maisey | 2011-04-06 05:17 | フランスの日々

落ち込んだりもするけれど、わたしも、ミニデゥーも元気です。

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今気付いたけど、2週間以上、ブログ書いてませんでした。

何をしていたかというと、仕事に疲れていたのと、
あとは仕事以外でもいろいろあって、落ち込んだり、泣いたり、
もうダメかもと弱音を吐いたりしてました。

(あ、でもちゃんと美味しくごはんも食べているし、夕空にきれいなひこうきぐもを見つけたり、ひとむかし前のアメリカのテレビ番組を見て大笑いしたりもしていました!)



「落ち込んだりもしたけれど、私は元気です」
言うまでもなく「魔女の宅急便」のキャッチコピーですが、
これって素晴らしい一言だな、としみじみ思います。



外国でワインをつくる、というのは、明らかに「たいへんそう」な挑戦で、
私たちのことを知っている人も知らない人も、私たちがぶちあたる壁はだいたい想像がつくと思います。

でも外国じゃなくても、ワインじゃなくても、
明らかに「夢を追いかけてます!」みたいな生き方じゃなくても、
みんなそれぞれ壁があって、いろいろあって、心が痛んだり落ち込んだりもするけれど、なんとか元気にやっているのだと思います。

周りを見回せば、みんなそうです。

だから私も、頬杖をついて、でもまっすぐ前を向いて電話を待つキキやみたいにがんばらなきゃ。

そう自分に言い聞かせてます。
(目のつくところに頬杖ついたキキのポスターでも張ろうかな〜?)


さて、最近の良いことはミニデゥーがやっと慣れてきてくれたこと。
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お披露目〜!じゃじゃ〜ん!

シャーシャー威嚇して触れなかったのに、一度触ってしまうと実は超甘えん坊だということが分かりました。
ゴロゴロ甘えてきてかわいい♪

嫌なことがあっても猫のかわいさって無敵ですね。
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暖炉に興味しんしん。
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テレビに興味しんしん。


さて、今日は曇り空の日曜日。
大好きなJoanna Newsomを聞きながら手打ちパスタを作ろうと思います。
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by maisey | 2011-02-14 02:16 | フランスの日々

バスクで鴨をさばく

3日間ほど、バスクへ行っていました。
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今回の旅の目的は、おともだち夫婦を訪ねること。

二夏前に知り合ってから、私たちのことを自分の子供のようにかわいがってくれる、フランスでのお父さんとお母さんのようなおともだちです。

そしてもうひとつの目的は、鴨のさばき方と保存の仕方を学ぶこと。

この夫婦は毎冬、農家から鴨を買って、さばいて、保存します。
胸肉は冷凍、手羽先やももはコンフィ、肝臓はもちろんフォアグラ、といった具合に。

今年の冬こそバスクのママンが教えてくれるというので、鴨を8羽注文してもらって、行ってきました。


ちなみに私は極度の鳥恐怖症です。

観光地では鳩をよけながら歩くし、ほんとうは鳥の写真を見るのもこわいくらい。

だから頭も足も付いている鴨をさばくどころか、まともに見ることもできるか、ドキドキしながら行きました。

(注:私のような鳥恐怖症の方には次の写真はちょっとグロテスクかもしれません...)




***




まず、農家まで注文した鴨を取りに行きます。
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この時点でかなりこわい...けど、誇りを持って鴨を育てている農家の方の前でキャーキャー言うのも失礼なので、できるだけ冷静にふるまいました。

私はそんなにフォアグラが好きではないので、今回はフォアグラなしを8羽注文しました。

そうしたら、ちゃんとフォア(肝臓)が抜き取られてました!

それにしても丸ごとの鴨を見たのは初めてかもしれません。
思ったよりも随分大きかったです!
8羽で46キロありました。軽く、女性一人分くらいですよね。

さて、鴨の保存で何が大変かって、やはり、さばくのが大変です。
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まずママンが見せてくれましたが、すご技でした。

ちゃんと順序だてて解体していくと、きれいに無駄なくさばける。

頭がついていてこわい、とか忘れて、見とれました。

でも結構なちから仕事です。
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ママンのお手本を見ながらオットも挑戦しました。

魚をさばくのに慣れているからでしょうか、ママンにも「初めてとは思えない!」と筋があると思われたもよう。

私も勇気を出してやってみようかと思いましたが、やっぱり怖くて二人に任せてしまいました。

結局ママンが5羽さばいて、オットが3羽やりました。

私はひたすら脂身を小さく切る係に徹しました。
これが結構な量で、鴨というのは脂の多い鳥だな!と今更ながらびっくり。

さて、鴨がさばけたら、手羽先や首、砂肝や心臓など小さい部位はバラバラにならないように糸でつなぎ合わせます。
ももは大きいので糸は通しません。
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そしてわりと強めに塩、こしょうをして一晩おきます。

胸肉はそのまま冷凍。

体の骨は塩、こしょう、プロヴァンス・ハーブと一緒に煮ます。
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翌日、骨に付いた肉を丁寧にこそげ落としてパテを作ります。
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そして私が小さく切った脂身を大鍋で火にかけます。
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すると脂が溶けて液状になるので、その中で昨晩塩をしておいた部位を加えてじっくり熱し、コンフィを作ります。

もも肉のような、大きい部位で1時間弱くらい、小さい部位だったら30分もしないうちに引き上げて、瓶につめます。
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そして脂を上まで注いでふたをして、1時間煮沸消毒します。

と、書いてみるとすぐだけど、実際は二日がかりの大変な作業でした。
どこもかしこも脂だらけになってしまうし。

でも8羽の鴨からコンフィの瓶が20ほど、パテが10ほど、そして16この立派な胸肉が出来上がったのを見ると、ものすごい達成感!満足感!!

しかもこれを全部TGV(新幹線、乗り換えあり)で無事持って帰って来たんだから、今回の鴨ミッションは大成功でした!
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by maisey | 2011-01-26 06:46 | フランスの日々

ダメージ

我が家にやってきたミニデゥー
まだまだ人を怖がっているけれど、見ていないところではけっこうな破壊力を発揮しているもよう。
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我が家はバスルームの横にちょっとしたクローゼット的な空間があります。
そこにはちょっとした棚があって、タンス代わりに使っています。

私は一番下の段に木の箱を置いて、下着を収納していました。

ミニデゥーにとって、そこは格好の隠れ場所だったみたいで、時々下着箱の中に丸くなっていました。

それがあまりにもきゃわいいので好きなようにさせていたのですが、気付いたら私のブラのストラップを噛み切っていました!


しかも3枚も!!


日本で購入した、貴重な下着を!!!(涙)


これ以上いろいろ噛み切られても困るので、私が毎日着て人間の臭いたっぷりのパジャマを下着入れの箱に入れてやると、その後は全く箱には入らなくなりました。

良かったような、それはそれで複雑な心境なような...


あとは、おやつとしてあげたチーズの端っこを私たちの靴の中に隠して、みんなが寝静まってから食べているのを目撃しました。

やせい...!!


猫って私たちが考えもつかないような面白いことをしますよね。
ちょっとした不都合はあっても、笑ってしまうことが多いです。
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by maisey | 2011-01-13 05:59 | フランスの日々

おいわいごと

カナダでは聞いたこともなかったキリスト教の祭日、エピファニー。
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去年もこの時期はフランスにいて、スーパーやパン屋さんではガレット・デ・ロワがたくさん売っていたのですが、夫婦ふたりでこんなに大きいの食べられないしなあ、なんてもたもたしていたらあっという間に時期が過ぎて食べ損ねてしまいました。

今年こそは!と意気込んで、近くのパン屋さんで買ってきました。

ちなみに一口にガレット・デ・ロワと言っても、アーモンドクリームが入っているもの、ブリオッシュ生地のもの、サブレ生地のもの、とありました。

私が選んだものは4人分のもので、あんずジャムみたいなものが挟んでありました。
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フェーヴ(陶器の人形)がなかなか出てこなくて、半分意地になって食べ続けてやっと出てきたのはシンプソンズのキャラクター。

なんか、風情がないっていうか、もっと素朴なのが良かったなあ。。
でも子供にはこういう方が良いのかも。

と、まあ、我が家のエピファニーはお祝い事というか、単にガレットを食べた日だったのですが、ちょうど同じ日におめでたいことが重なりました。

待ちに待った滞在許可証をゲットしました!

7月始めに申請したから実に半年待った!長かった!

ちなみにオットはコンペタンス・エ・タラン(能力と才能)という3年のカード。
私は、オットが能力と才能をフランス国に認められたおかげで(笑)
その配偶者として、1年のカード。

私のカードは申請した去年の7月から今年の7月まで有効、つまり半年してやっと手に入ったカードはあと半年で切れてしまうのでまたすぐ更新しなきゃならないことを除けば、とりあえず、やっとカードをもらえて良かった。
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by maisey | 2011-01-08 05:40 | フランスの日々

minidoux

一ヶ月ほど前、二人きりの我が家に新たなメンバーが加わりました。
友人の家からもらったきた子猫。

この友人宅には常に猫がたくさんいて、半分飼い猫、半分野生みたいな感じで飼われています。
私たちは以前彼の家の隣に住んでいて、猫ちゃんたちはよくうちにも出没していました。

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その中でも一番好きだった猫ちゃん↑(勝手にmama chatと呼んでいた)が秋に車に跳ねられて死んでしまいました。

でもmama chatは死の少し前、子猫を産んでいました。
お母さんが死んでしまったので、他のメス猫が母親代わりになって子猫たちを育てて、乳離れした頃その中の一匹を養子にもらうことになりました。

でも我が家へやって来た子猫ちゃん、こちらの胸が痛むくらい、怖がってしまいました。

最初の一週間くらいは、壁と床の間にある穴を見つけて入り、寂しいように、ピーピー泣いていました。

しばらくして、夜泣き(?)はなくなって、夜中私たちが寝ている間は家中を散策したり、遊ぶようになったものの、昼間は私たちが近づくとシャーっと威嚇するか、ぴゅーっと逃げてしまうか。

どうしたものか。。

放っておいたり、高価なグルメキャットフードを目の前に置いて4時間ほど同じ部屋に座ってみたり、試してみたけどどれも効果なし。

オットが枝にひもを括り付けただけの原始的かつ猫にはたまらないであろうおもちゃを考案し、最近は夜、私たちが寝る前には遊んでくれるようになりました。

だんだん猫ちゃんも夜一緒に遊ぶのを楽しみにしているような感じになり、私たちのベッドに乗って遊んだりもします。

触れるかな、と思って触ろうとするとぴゅーっと逃げちゃいますけど。

夜な夜な遊んで慣れてきたかなーと思うのだけど、昼間は未だに私たちを警戒しています。

楽しく暮らしていたのに、ある日突然兄弟たちから引き離されて誘拐されちゃったんだもんな。。
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普段は階段横の棚みたいなスペースにいます。
目を隠せば私たちから見えないと思っているのか(?)よくこんな感じでいます。

ちなみにこの牛の角はビオディナミ農法に使う大事なもの...ですがすっかりオブジェになってます。
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青い目も毛の色もママと同じ。
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いつか一緒に寝たり、撫でてあげたりできる日が来るといいな。

名前は今のところ、性別が分からないのでミニドゥー(minidoux)と呼んでいます。
最近見た近所のアーティストの版画で、子猫を描いたもののタイトルがminidouxだったので。

douxは柔らかい、とか、甘い、という意味。

大きくなっちゃったらマキシドゥー(maxidoux)になってしまうかな。



ちなみにカナダに置いてきた猫ちゃん

本当は連れてきて一緒に住みたかったのだけど、預かってくれていた家族も彼女に愛着が湧いていたし、私たちの勝手で飛行機に乗せてしまうのも可哀想な気がしたので、家族ともよく話し合って、そこの子になってもらいました。
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私たちは寂しいけど、カナダのおうちで愛されて、今頃びよーんと体を長く伸ばして寝てるころでしょう。

ミニドゥーもいつかびよーんと体を伸ばして寝てくれるかなあ?
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by maisey | 2011-01-07 03:19 | フランスの日々

あたらしい日

新年明けましておめでとうございます。
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この数日はどこのブログにお邪魔しても鮮やかで美味しそうなお正月料理の写真ばかりで、見ているだけで日本のお正月を満喫することができました♪

おせちはおろか年越し蕎麦もお雑煮も作らなかったダメな日本人です。

ちなみに元旦と今日は自分たちの畑で剪定していました。
今日なんか春みたいに暖かくて、午後の光もばかみたいに美しくて、まさに剪定日和でした。

あ、ついでに狩猟日和でもあったみたいで、かなり近いところでパーン!パーン!と聞こえてきたので怖かったけど。。

そういえばこの畑にも、うさぎの糞や、鹿の足跡、もぐらの掘った穴なんかがあって、何気に動物王国なのです。
冬の今はひっそりしているけど、春にはカエルもいるし、夏にはいろんな虫もいるから、なかなか賑やかな畑になります。

そんなことを考えて、巡る季節が楽しみになった年明けでした。

去年はとってもマイペースな更新だった上、最近ではどこへ行くにもカメラを忘れる、とどんどんブロガーとして退化していますが、今年もマイペースに更新していきたいと思いますのでよろしくお願い致します。
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by maisey | 2011-01-03 06:37 | フランスの日々

C'est pas ma faute 最終章

初めての方はこちらから。
どんだけ長いんだこの話、と思われるでしょうが、実際に経験した私たちにとっても本当に長かった!!
...ので、もう少しおつきあいください(道づれ)。

1年と8日間、250ユーロを口座に凍結させれば10日ほどでまた小切手を使えるようになる、と言われていたので安心していました。

ところが10日経っても、2週間経っても、3週間経っても音沙汰なし。

現在使用している銀行に行く度に「もう小切手使えるようになりました?」と聞いてデータを調べてもらっても
「あ、まだ黄色い旗が消えてませんね...」と言われる。

この黄色い旗、いわゆるブラックリストみたいなものですね。

フランス中どこの銀行で口座を開いても私たちの名前の横には黄色い旗が付いてまわるので、これを見れば銀行員なら誰でも「小切手禁止令が出てる」というのが分かってしまう。

受付の人ともどうしてもヒソヒソ声になってしまう...

この小切手社会で小切手が使えないのって不便だし、っていうかいつまでも待っていても無駄なような気がして、重い腰をあげてパリ支店に電話する。

私たちの担当者のマダムの直通番号に電話しても、出て来るのは違う人。

オットが長〜い事情を説明すると、電話の相手は話を聞き終わると同時に「あ、その件でしたら担当者本人じゃないと分からないので
かけ直させます」と。

2日待っても音沙汰なし。
土曜の朝にまたこちらから電話する。

またしても担当者じゃない人。
またオットが一から事情を説明する。

聞き終わると同時に「今日は担当者も僕もとても忙しいのです。
ですからあなたには来週電話します」
と言って切られました。

私のオットは(自慢ではないが)本当に穏やかな性格の人。
いつもキーキーわめく私を横でなだめるタイプなのだが、そんなオットもさすがにキレた...というか、ふて寝してしまった(笑)!

私はいてもたってもいられなくなって、現金を振り込みに行った社員3人のこじんまり支店に助けを求めに行くことにしました。
「そんなことしても無駄だ!」というオットの声を振り切って...

銀行に着くと、受付には前回応対してくれた感じの良い中年女性がいました。

ここでもパリ支店の担当者にしか解決できない、と言われると思いつつ事情を説明すると、すぐにデータを調べてくれる頼もしい彼女。
私たちが来店してすぐにパリ支店に送金し、ずっと音沙汰がないので1週間前にまたメッセージを送ったところだったと言いました。

なんだかほっとして「パリ支店はちっとも話にならなくて...」とつい弱音を吐いてしまうと、彼女はうんざりした感じで首を振って「同意だわ」と言うので嬉しくなってしまう。

田舎者が心を通わせる瞬間...それはパリの悪口を言う時!!

そして彼女はコンピューター画面を見つめて顔をしかめると

「あら、あなたたちが振り込んだ額、パリ支店には届いていないって出てるわ!」

「どういうことですか?」

「パリ支店、あなたたちのお金をまた無くしてしまったようね!」

もうね、ここまで来ると笑うしかないというか
ここまで全てが上手くいかないと宿命かと思い始めたりするのですが、

受付の女性は「私はあなたたちがちゃんと入金したという証拠があるから心配しないで。来週私からパリ支店に連絡しますから、任せて」と言ってくれた。

このおばさんが女神に見えました。
私たちはもう(厳密には)この銀行のお客さんじゃないのに、パリ支店はそれがモロ態度に出ているというのに、やっぱり田舎って温かいなあ...

さて、日・月曜と銀行のお休みを挟んで火曜の朝、さっそくパリ支店の担当者から電話がかかってきました!

「250ユーロを凍結したのであなたたちは今日からまた小切手が使えるようになります。時間がかかってしまって申し訳ありません...」

良いニュースに加えてやっとパリ支店からお詫びの言葉が!と思いきや、


あなたの最寄りの支店がちゃんとうちの支店に送金して来なかったので遅くなってしまいました」と。


最後の最後まで「私のせいじゃない」は健在!

もう信じられませんでしたが「はい、ありがとうございました」としおらしく電話を切るしか出来ない己のフランス語力の乏しさには泣けてくる。

まあでも2ヶ月かかってやっと解決したのでめでたし、なのですが。

後日きちんと手紙で小切手禁止令が解除された旨が送られて来たときは額に入れて飾ろうかと思ったくらいです。

それにしても「フランス語講座・文句の言い方/相手のせいにする話術」なんてあったら絶対に受講するのに...なんて思ってしまいました。

本当、フランスに住むってサバイバルだなと感じた出来事でした。ふう。
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by maisey | 2010-12-19 20:25 | フランスの日々

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