ワインおたくの夫と食べること大好きな妻の貧乏暇無し日記。フランス・ロワール地方でぶどうの有機栽培とワイン醸造に挑戦しています。


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ワイン映画を見て思うこと

ものすごい映画を見てしまいました。
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その名も「ボトル・ショック」(2008)。

この映画は1976年、パリで行われたブラインド・テイスティングでカリフォルニアワインが当時世界最高峰のワインを生産すると自負していたフランス製のワインを打ち負かしカリフォルニアワインの世界的評価を変えたという実際の出来事を元にしています。

どこで聞いてきたのかオットからYouTubeで予告を見せられて、あまりの安っぽさと胡散臭さから見ない訳にはいかず、冗談のつもりでレンタルしてみました。

...いやあ。

予告編で覚悟していたはずだったのに、あまりのつっこみどころの多さに笑いも苦笑いに...

ストーリーは例のブラインド・テイスティングに向けてワイン通のイギリス人がカリフォルニアから入選できるワインを探し求める、という話と並行して、父と息子の愛憎劇、メキシコ人労働者の苦労、三角関係など盛りだくさん。

まず舞台となるカリフォルニアのワイナリーに研修生が来ます。それが写真真ん中のブロンドの女性。
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彼女、なんとこの格好で農園で働くのです!
ブーツ蒸れそうだし髪も結ばないで邪魔じゃないのか、と農婦の私は気になって気になって。

しかもこの人、ワイナリー器具をホースで洗うのに何故か全身びしょぬれになったり。
まあwet T-shirt scene(女性が服を着たまま水に濡れるので体のラインがセクシーに見えるためのシーン)は常識ですもんね。

そしてこの人、大変なワイン通なので、ワイン作りに熱心なスタッフが作ったワインの匂いを嗅いだだけで感動し、
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このように表現してしまいます。
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そして次の瞬間はこんな事に!
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このブロンドったら不可解な行動が多いのですが、相手役の男もハンパありません。

彼の口から出る台詞といったら「(本当のワイン作りは)血の中に流れていなければいけない。爪の中を泥で汚し、吸う空気の中にぶどうの香りを感じて生きてこなきゃいけないんだ」とか、こんなんばっかり。というか、映画全体がこんな感じ。

まあボロクソ批評はこのへんにしておいて、ちょっと真面目な話でも。
この映画を見て思ったのは、ワインがアートのように捉えられているということ。
実際「ぶどうを育てることは芸術だ」という台詞も出てきます。

ワインはart(アート)かそれともcraft(職人芸)か、ということを私とオットは議論したことがありますが、北米ではー少なくとも私たちの住むBC州オカナガンとこの映画の中ではーワインはアートとして捉えられていると思います。

ワインメーカーはアーティストというかほとんどスーパースターのように崇められ、ワインは才能あるアーティストの芸術表現のように見られている気がします。

逆に知り合いの友人はフランスでワインメーカーとして働いているけれど、ワインメーカーはあくまで職業であり、評価を受けるのはワイナリー自体らしいです。それが本来のあり方ではないか!と私は喜んだのですが、皮肉にもその人はワインメーカーが高く評価され、給料も高く支払われるここオカナガンに移って来る予定だとか。

でも私はどちらかというとワイン作りは職人芸だと思います。というか、そうであってほしい。

伝統あり、修行あり、そして時には革新あり。ワインを作るにはいろいろな知識やアイディア、そして労力が必要な大変な仕事だと思います。でもワインは空白のキャンバスではありません。こういう事を言うとここらのワインメーカーには嫌な顔をされそうですが...

でも酒アーティストって聞いた事ないですもんね。
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by maisey | 2009-02-27 12:05 | カナダの日々

酵母づくり

2ヶ月ほど前、日本の両親から高橋雅子先生の「少しのイーストでゆっくり発酵パン」という本を送ってもらいました。

それ以来バカの一つ覚えみたいにこの本だけを使ってパンを作っている私...
プチパン、リュスティック、カンパーニュ、セーグル、食パン、牛乳パン...などなど本の半分以上は作ってみましたが、パン初心者の私でも失敗せずに美味しくできる素晴らしい本なのです。

これに気を良くした私は送ってもらったもう一冊の本、同じ著者の「自家製酵母のパン教室」を使って天然酵母を作ってみることにしました。

レーズンを水に浸して数日発酵させ、それに粉と水を足していって安定した酵母を作ります。本の説明はとても丁寧で分かりやすく、驚くほど簡単に出来ました。

レーズン液と粉を合わせた、第一日目はこんな感じで...
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5日かけてこんなに元気に育ちました!
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さっそくこの酵母を使ってパンを作ってみます。毎日食べる食パンを2斤とバゲットに挑戦。
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食パンは型が大きすぎたかな...ちゃんと四角になりませんでしたね...
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そしてバゲットの成形とクープ入れは私にとっては難しすぎて、こんなへんてこな形になってしまいました。でも気泡もそこそこ出来ていて、かみしめる度に粉の甘さが味わえる美味しいパンになりました。

でもイーストのパンより美味しいか、と聞かれると、うーん...考えてしまいます。
「もう天然酵母パンしか食べられない!」と叫ぶほどの違いは感じられませんでした。味音痴なのかな。

それよりも高橋先生の「少しのイースト」本の前に使っていたアメリカのレシピ本で作って冷凍しておいたピザ生地を最近食べてみた時の方が驚きが大きかったです。

これまでずっと高橋先生の本の中の「イーストのケミカルなにおい」という表現はピンときませんでした。でもイーストを極力少なく使ったパンを毎日食べ続けて、ある日イーストを多く使ったピザ生地を食べてみて初めて「イーストのケミカルなにおい」に気付いたのです。それはもうプンプンします。

逆に言えば、少し前まではこのケミカルなにおいプンプンのパンを作って気付かずに食べていたということです。慣れって面白いものですね。
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by maisey | 2009-02-25 04:15 |

お母さんぶどう、赤ちゃんぶどう

ぶどう園ではこのような光景を目にすることがあります。
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これは健康で成熟したぶどうの木の枝から新しい木を作るプロセスです。
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↑写真左の木から長い枝をU型に地面に埋め、新しい木を育てたい場所(写真右の緑のテープのあたり)から枝の先っぽを地面から上に伸ばします。

枝には10cm間隔ぐらいでつぼみがついていて、土に埋まったつぼみからは根がでます。こうして地面に埋めただけの枝が根付いてやがて一本の木になるわけです。

このテクニックはmotheringと呼ばれています。母となる木が自分の一部から新しい生命を生み出すなんて、自然って面白いなあ、と当たり前のことに感心したりする、今日このごろです。
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by maisey | 2009-02-21 10:08 | カナダの日々

瓶詰め

毎日7時に起きて一日仕事して夜は疲れて10時には寝てしまう...これを5日も続けられるのはその後に待ちに待った週末が来るからなのですが、週末は週末で忙しく、ちっとも休んだ気がしないまま月曜を迎えなければいけないのは何故なのでしょう...

先週の日曜日、オットが自分の学習・実験・楽しみ目的で樽ひとつ分作ったワインの瓶詰めをしました。
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オットはココファームに勤めていた頃、スタッフの飲み会でイタリアのフリウリ地方のRadikonというワインに出逢いました。ドライイーストを加えずに、ぶどうそのものから天然酵母を引き出して発酵させるため、白ワインのぶどうを赤ワインのように皮ごと発酵させて皮に由来する酵母を最大限に抽出するそうです。

作り方はもちろん独特ですが、出来上がったワインも独特。果皮の色素でオレンジがかった色に、白ワインのような赤ワインのような味わい。これにすっかり魅了されたオットは2年前に自分でも作ってみたのです。当時勤めていたワイナリーからピノ・ブランをお裾分けしてもらい、2週間皮ごと発酵させ、(私も週末狩り出されて)プレスでジュースを絞り出し、その後16ヶ月オーク樽で眠っていたこのワインを瓶詰めする時がついに来ました。

樽ひとつ分というと、大体ボトル300本分、つまり25ケース程のワインが出来ます。樽は今までお友達の倉庫に置かせてもらっていたから良いけど、瓶詰めしてしまったら25箱も家のどこに置くんじゃー!という感じです。でもスペースは「何とかする」と言う本人を信じて、取りあえず瓶詰めをやってしまおう、と言う事になりました。
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やり方は至ってローテク。樽にサイフォンという管を差し込み、圧力差を利用して、ワインを樽内の液面よりいったん高い所へ導いてから低い所にある瓶に移します。量が少なければカップにあらかじめ取っておいたワインを目分量で注ぎ足し、多ければカップに注ぎ出して、昔ながらのコルカーでコルクを入れます。
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私はワインを瓶に注いでいる間によそ見をして何度か溢れさせたりしたことから、途中からコルク係に抜擢されました。結構力がいるので全体重をかけてレバーを下ろします。
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お友達の猫も何やってんだ、と見つめています。

4時間半ほどで瓶詰めは終わりました。結局250本程出来ました。取りあえず半分は家に運んできて、後半分は少しの間お友達の倉庫に置いてもらうことになりました。

そんなこんなで貴重な日曜日もあっという間に消えてしまったので、夕飯はシンプルなものに。トロの刺身、キュウリとワカメの酢の物、そしてquesoさんのブログで見て絶対作ろうと決めていた鶏手羽元と白菜のスープ。
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そして瓶詰めしたばかりのピノ・ブランで乾杯!(なんだか刺身の写真がとてもグロテスクですね...)

カリンのような、フィグのような、抑えたフルーツの香りと香ばしい樽の香りが意外にもお刺身に良く合います。
スープも美味しいし、幸せ...

こうしてあっけなく終わってしまった週末でした。さて、次の週末に向けて、今週もがんばろー!
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by maisey | 2009-02-17 14:28 | カナダの日々

セント・バレンタインズ・デイ

今年のバレンタインは外食もしなければスイーツを作りもせず、バレンタイン「らしい」ことはしなかったのですが、クロスカントリースキーをしてきました。

2回目のトライにも関わらず調子に乗って中級者コースに行ってしまい、何回も転びました。道がいきなりジグザグになるんだもの...曲がり方も分からないのに...

それでも数時間体を動かした後のお昼ごはんは格別。保温容器で持って行った前日の夕飯(牛肉のシチュー)も雪の上、青空の下で食べると特別美味しく感じます。

ちなみに夕飯はオットがお好み焼きを作りました。ネギ、キムチ、チーズの3種をお手頃で美味しいハンガリーのスパークリングワインと一緒に...んー、うまい!
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一応バレンタインを意識してマヨネーズでハートを描いてみたり...

家中煙がモクモクで油臭くなってしまいましたが、こんなアンチ・ロマンスなバレンタインも楽しかったな。
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by maisey | 2009-02-16 13:47 | カナダの日々

この土地ならでは、のお料理の仕方

私たち夫婦の理想の生活は大きすぎない土地にぶどう畑を作って、敷地内の古くて大きい農家をリフォームして住む、というようなことなのですが、まさにそのような生活をしているお友達夫婦の家に週末、招待されました。
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このお友達夫婦は美味しいものとワインが大好きなふたりで、1年ほど前まではパン屋さんをやっていました。2人目の娘さんの誕生と同時にお店は手放し、2ヘクタールの土地を買い、今年ぶどうを植える準備をしています。

だんなさんはマスター・オブ・ワインという、ワイン界での最高峰の資格での実技試験までパスしているので、今は研究論文に取り掛かっている最中です。その他にもワイン教室の講師をしたり、テイスティングをコーディネイトしたり、いろいろ忙しいのにこれからぶどうを植えて週末農夫をやるみたいです。いつ寝てるんだか...

料理教室に通っていたおふたりなのでお料理もすごく上手。この日のメニューはブイヤベースを魚介ではなくて鶏肉でアレンジした一品でした。rouille(ニンニクと唐辛子がきいたソース)を塗ったバゲットを浮かべていただきます。
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写真は取り忘れてしまったのですが、私たちはスロバニアのMoviaというワイナリーのピノ・グリジオを持って行きました。白ワインだけど赤ワインのように皮につけて発酵されたこのワインはリンゴのようなさわやかな味にほどよい樽と赤ワインのような渋みが加わってとても美味しかったです。

鶏肉ブイヤベースもかなり美味でした。地中海で豊富に採れる魚介をたくさん入れたのがプロヴァンス名物のブイヤベースですが、私たちは海から遠いのでこのへんで簡単に手に入る鶏肉を使った、まさに内陸のブイヤベースのアイディアには目からウロコでした。

私も「こうでなければいけない」といった考えに捕われないで柔軟に料理が出来たらいいな、と思いました。
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by maisey | 2009-02-11 11:34 |

妄想の食べ物

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本や映画に出てくる食べ物にとてつもなく想像力をかきたれられ、どーーーーしても食べてみたくなることってありませんか?

私はよくあります。

小学生のころは「赤毛のアン」に出てくる「さくらんぼの砂糖漬け」やアンが親友のダイアナにイチゴ水と間違えてぶどう酒を飲ませてしまった、というエピソードの「イチゴ水」という響きに心を揺さぶられました。

ここ数年では「塩豚とレンズ豆とロゼワイン」というのが食べてみたい本の中の食べ物ダントツ1位でした。Anna Gavaldaの話ばかりして、本当に引き出しの少なくて恐縮ですが、この著者の短編集"I Wish Someone Were Waiting for Me Somewhere"(原題"Je voudrais que quelqu'un m'attende quelque part")の中の一話に登場するメニューです。

私はこの短編集の第一話目が特に大大大好きで、語り手の主人公が朝、通勤途中にサンジェルマン・デ・プレ界隈でハンサムな男性にナンパされ、仕事の後、ディナーに誘われます。彼女は一日中緊張と期待でそわそわしますが、約束の時間に少し遅れて行こうと仕事の後バーに入ります。

カウンターの男たちが彼女のスカートからのびた長い脚をちらちら見て「まるで男子学生のようにけらけら笑う」中、テレビに映る競馬を見ながらタバコを吸う主人公。約束をすっぽかしてこのままここにいようか...塩豚とレンズ豆にロゼのハーフカラフ...ああ、それって良いかもなあ、と思うのです。

そして読み手の私も、ああ、それってすごく美味しそう、と思うのです。
恋の予感に背を向けてしまいたいくらい美味しいんだろうなあ、と。

メニューとして一体どんなものか分からなかったのですが、この組み合わせが頭から離れなくなり、実は私がオットと付き合い始めた頃、これを作ってくれ、と注文したことがあります。食べたことも見たことも聞いたこともないメニューにしてはがんばってくれましたが...うーん...たぶん違う気がしました(笑)。

つい先日この組み合わせを思い出し、再びどうしても食べたくなってしまいました。そこで日本語で「塩豚 レンズ豆」と検索してみると、「塩豚とレンズ豆の煮込み」というフランスの家庭料理が出てくるではないですか!Petit sale aux lentilles...これに違いない!
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作り方は簡単。ニンニク、香味野菜、ローリエと黒こしょうを炒め、塩豚と水を鍋に加え、弱火でひたすらコトコト煮ます。2〜3時間コトコトして豚がほろほろになったらいったん取り出し、レンズ豆を加えて20分くらい煮る...そんな感じ。

ニュージーランドのロゼもわざわざカラフに入れて、その日焼いたライ麦パンと一緒にいただきまーす!
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トロトロの塩豚と煮くずれしにくいDuPuy lentilsという青緑のレンズ豆の食感が合う!豚の脂の甘さとさっぱり軽めのロゼも合う!

色気より食い気...?塩豚の脂身と恋の予感だったらどっちの方が甘いだろうか?
私だったらどうだろう...塩豚とレンズ豆の煮込みとロゼワインの誘惑に勝てなかったかもしれません。
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by maisey | 2009-02-08 04:57 |

タマネギ・セロリ・にんじん

私の典型的な一週間の過ごし方は...

月曜日:週末明けで仕事に行きたくないよー。
火曜日:えっ、今週まだ半分以上もあるの?
水曜日:やっと半分...やっと半分越えた...
木曜日:山場は越えた...後は踏ん張るのみ。
金曜日:やった!やった!やった!

...という風に、全くもって仕事に生き甲斐を感じている雰囲気ではないのですが、仕事プラス週2回のフランス語教室のおかげで平日の夜は割と忙しくて、好きな料理も時間をかけて出来ない毎日です。日本だったらお弁当でも冷凍食品でも買ってるところですがこっちではおいしい出来合いのものがなかなかないので、やっぱり自分で作るしかないんですよね。そこで夕飯の支度やらお弁当の準備やら、週末にいろいろやっておくと本当に助かります。

寒い中、外で仕事しているとお昼は温かいスープが必ず欲しくなるので、週末は大鍋で2種類、塩鱈と大麦のスープとボルシチを作って一食ずつ冷凍しました。どちらもタマネギ、セロリ、にんじんが入るので、この野菜を一気にどっさりみじん切りにしました。

それに朝ご飯用やお昼のサンドイッチ用に食パン2斤も焼きます。そしてひとつは冷凍。

あー、あと餃子を大量生産して冷凍します。これは授業がある日にパパっとスープかなんかにして急いで食べられるので。

こんな工場みたいなことしているので週末は休んだ気がしないでもないのですが、これをしておくとやっぱり平日がラクー!

さーて明日も早いのでとっとと寝ます。
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by maisey | 2009-02-05 14:57 |

ワインおたくな旅・後編

ココファームワイナリーの研修旅行にくっついて行ったNapaのワイナリーめぐり、クライマックスはあのOpus Oneです。いや、実はこの後にももう一件行ったのですが、ここの印象が強過ぎて、Opus Oneを後にした時点で私の中ではクライマックスを迎えてしまったのです。
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だって奥さん、外観がこれですよ!
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ワイナリーというより「協会」とかいう名前が似合いそう。ご丁寧にオリーブの木まで植えてあります。

扉の中に入ると広ーいロビーに大きな窓から光がたくさん入って素敵な感じ。受付のきれいなお姉さんに予約の旨を伝えると、案内役のハンクさんがやってきて待合室に案内されます。
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この部屋で暖炉を囲み、ハンクさんがOpus Oneの歴史を教えてくれます。

このワイナリーはボルドーの巨匠Baron Phillipe Rothschildとカリフォルニアの巨匠Robert Mondaviの共同プロジェクトで1981年からカリフォルニアでボルドースタイルのワインを作っているそうです。

とにかく優しくぶどうを扱うことに力を入れていて、普通のワイナリーだったらパンプを使うプロセスをなるべく重力に頼って優しく、優しくワインを作っているというから面白い。

収穫の時期、摘まれたぶどうはまずエレベーターで2階に運ばれます。
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2階の床には巨大な皿のようなものがいくつもあって...
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これ、1階にあるタンクの上蓋が2階の床にひょこっと頭を出しているのです。
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ぶどうの軸を取り除く機械もこのように車輪がついているので、それぞれのタンクの上までゴロゴロ転がして行って、軸からはずされた実はそのままタンクへ落ちる、という仕組み。
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1階にあるタンクも高い脚が付いていて、ワインを樽に移動する時も重力移動できる。
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ここまでするのにどんな膨大な費用がかかったのやら...お金があるからこそのこだわりですが、同時に計算つくされた設備はやはり「すごい」の一言です。

ツアーの最後はガラス張りの樽ルームを眺めながらのテイスティング。1本190ドル、という、絶対に自分のお金では買えないワインが私たちの到着と同時に栓が開けられ、1時間半の見学の間に十分空気に触れ、美味しくなって私たちを待っています。
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まずどこのテイスティングルームにもおいてある、ワインを吐き出すためのバケツが見当たりません。吐き出すなんて許されない、心して飲め、ということなのでしょうか。
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肝心のお味はというと...
バランスが素晴らしい!
すごく美味しい!
そして(オットいわく)カベルネの特徴が上手く表れている!
完璧なワインって感じです。一滴も残さず美味しくいただきました。

ただ、ここであまのじゃくになるつもりはありませんが、このワインは完璧すぎるような気もしてしまうのです。私はワインだけでなく、映画の好みもそうなのですが、クセのある性格というか、間違ったら欠点にもなりうる魅力というか、そういうものがあるものの方が好きみたいです。なんてOpus Oneを前にしてとんでもなく贅沢で失礼なことを思ってしまいました。

いやーそれにしてもOpus Oneに行けて本当に良かったです。ワインはとても美味しかったし、設備のつくりもとても面白かったし。

私とオットを1日半、いろいろなワイナリーに連れて行ってくださったココファームのワインメーカー、ブルースさんには大感謝です!Opus Oneを後にする時「ところで創設者のフランスのおじさんって誰?」なんてとんでもない質問をするような素人の私なんかも一緒に連れて行ってくださって本当にありがとうございました!
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by maisey | 2009-02-02 10:37 |

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