ワインおたくの夫と食べること大好きな妻の貧乏暇無し日記。フランス・ロワール地方でぶどうの有機栽培とワイン醸造に挑戦しています。


by maisey

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Les anciens

3月に入り、剪定の仕事もそろそろ終盤にさしかかっています。

このところずっと春陽気だったのですが、2月の終わりに雨と少しの雹(ひょう)が降りました。

今仕事しているところのおばあさんによると、「2月に雨が降ったら樽を屋根裏にしまえ」という言い習わしがあるそうです。

「でも今回のは2月といってももう3月のようなものだから大丈夫よ」と言ってくれましたが、どんな年になることやら。。
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昨日、仕事していたら地面に馬の蹄鉄(ていてつ)が落ちているのを見つけました!

もちろん、そのむかし、除草剤が普及する前、どこの畑も馬を使って耕されていた頃のものでしょう。

「そのむかし」と言っても、このあたりでは70を超えるくらいのおじいさんたちが「おれが若いころはトラクターも農薬もなかったから、ぶどう畑は全部馬で耕していた」とふつうに言うのだから、そんなに昔のはなしでもないのですよね。

今でも「あえて」馬で畑を耕す人はいるけど、少数派だし、彼らもいざとなればトラクターがあるんだし、むかしの人とはちょいと違う。

馬で畑仕事をするのが当たり前だった時代の人と直接話せる、そんな時代にフランスに来ることができて良かったな〜。

そう思います。
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# by maisey | 2011-03-04 06:00 | ぶどう畑・冬

ハート型のチーズ

今年のバレンタインは、というか、今年も特になにもしなかったなあ。
夜、ごはんの時に「ハッピーバレンタイン」と言って乾杯したくらいで。
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翌日、お義母さんからメールをもらって、

「バレンタインは二人で特別な時間を過ごせた?
どんなに疲れていても、どんなに忙しくても、
二人でロマンチックな時間を過ごすことは大切よ」
と書いてありました。

チョコも花も色気もないバレンタインで面目ない。。

だから、というわけではありませんが、今日ハート型のチーズを買ってみました。

Coeur de Neufchâtelと言って、ノルマンディー地方の、カマンベールみたいなチーズです。

ハートを縦にまっ二つに切ったら、たぶんあんまり縁起よくないだろうということで、ハートの肩の部分から切り取って食べました。
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# by maisey | 2011-02-18 05:41 |

poule au pot

最近、料理の話をしていたとき。

「うちでは時々poule(鶏)の丸焼きをするんだけど...」と言ったら、
「ちょっと待って、pouleの丸焼き??それってpouletでしょ!??」と笑われました。
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鶏肉は、日本語では鶏肉、英語ではチキンですが、フランスではいろいろややこしいようで。

話していた彼女いわく、「pouleと石を一緒にオーブンに入れて焼いたら同じ料理ができる」とのこと(つまりどちらも固くて噛み切れないってことです)。

pouletは食用の鶏肉としてたぶん一番一般的な、若鶏のことです。
それにくらべてpouleは卵を産んだ後の雌鶏で、生後1年以上経っていたりするので、肉はただ焼いただけでは固くて食べられない。

ポトフのように、にんじん、かぶ、ポロネギ、セロリなどと一緒にひたすら煮込んでやっと食べられられる代物になるらしい。

そんな話をしたすぐあと、近所のお店でビオのpouleの注文を受け付けていたのを発見しました。

ここのお店でビオのpouletを買うと、一羽1.8キロくらいで17ユーロほど。
pouleは一回り小柄で、一羽1.2キロほどで、なんと5.90ユーロとびっくり価格。
私は2羽注文しました。

買ってきたpouleのおなかに詰め物をして、ポトフのように野菜と一緒に数時間煮込みました。

まずスープを味わってから、野菜とお肉を食べてみる。
煮込んだ肉は骨からホロホロ〜っと滑り落ちるものの、普段食べているプリプリのpouletと違って繊維が長い(?)感じ。
でもこういうシンプルな料理には、こういう肉の方が味わいがある気がする。

なかなかおいしかったですよ、poule!

ほぐしたお肉はトマトソースと合わせてパスタと食べても美味しかったし、オットの大好きなインドカレーなんかにも合う気がします。
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# by maisey | 2011-02-16 06:00 |

落ち込んだりもするけれど、わたしも、ミニデゥーも元気です。

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今気付いたけど、2週間以上、ブログ書いてませんでした。

何をしていたかというと、仕事に疲れていたのと、
あとは仕事以外でもいろいろあって、落ち込んだり、泣いたり、
もうダメかもと弱音を吐いたりしてました。

(あ、でもちゃんと美味しくごはんも食べているし、夕空にきれいなひこうきぐもを見つけたり、ひとむかし前のアメリカのテレビ番組を見て大笑いしたりもしていました!)



「落ち込んだりもしたけれど、私は元気です」
言うまでもなく「魔女の宅急便」のキャッチコピーですが、
これって素晴らしい一言だな、としみじみ思います。



外国でワインをつくる、というのは、明らかに「たいへんそう」な挑戦で、
私たちのことを知っている人も知らない人も、私たちがぶちあたる壁はだいたい想像がつくと思います。

でも外国じゃなくても、ワインじゃなくても、
明らかに「夢を追いかけてます!」みたいな生き方じゃなくても、
みんなそれぞれ壁があって、いろいろあって、心が痛んだり落ち込んだりもするけれど、なんとか元気にやっているのだと思います。

周りを見回せば、みんなそうです。

だから私も、頬杖をついて、でもまっすぐ前を向いて電話を待つキキやみたいにがんばらなきゃ。

そう自分に言い聞かせてます。
(目のつくところに頬杖ついたキキのポスターでも張ろうかな〜?)


さて、最近の良いことはミニデゥーがやっと慣れてきてくれたこと。
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お披露目〜!じゃじゃ〜ん!

シャーシャー威嚇して触れなかったのに、一度触ってしまうと実は超甘えん坊だということが分かりました。
ゴロゴロ甘えてきてかわいい♪

嫌なことがあっても猫のかわいさって無敵ですね。
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暖炉に興味しんしん。
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テレビに興味しんしん。


さて、今日は曇り空の日曜日。
大好きなJoanna Newsomを聞きながら手打ちパスタを作ろうと思います。
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# by maisey | 2011-02-14 02:16 | フランスの日々

バスクで鴨をさばく

3日間ほど、バスクへ行っていました。
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今回の旅の目的は、おともだち夫婦を訪ねること。

二夏前に知り合ってから、私たちのことを自分の子供のようにかわいがってくれる、フランスでのお父さんとお母さんのようなおともだちです。

そしてもうひとつの目的は、鴨のさばき方と保存の仕方を学ぶこと。

この夫婦は毎冬、農家から鴨を買って、さばいて、保存します。
胸肉は冷凍、手羽先やももはコンフィ、肝臓はもちろんフォアグラ、といった具合に。

今年の冬こそバスクのママンが教えてくれるというので、鴨を8羽注文してもらって、行ってきました。


ちなみに私は極度の鳥恐怖症です。

観光地では鳩をよけながら歩くし、ほんとうは鳥の写真を見るのもこわいくらい。

だから頭も足も付いている鴨をさばくどころか、まともに見ることもできるか、ドキドキしながら行きました。

(注:私のような鳥恐怖症の方には次の写真はちょっとグロテスクかもしれません...)




***




まず、農家まで注文した鴨を取りに行きます。
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この時点でかなりこわい...けど、誇りを持って鴨を育てている農家の方の前でキャーキャー言うのも失礼なので、できるだけ冷静にふるまいました。

私はそんなにフォアグラが好きではないので、今回はフォアグラなしを8羽注文しました。

そうしたら、ちゃんとフォア(肝臓)が抜き取られてました!

それにしても丸ごとの鴨を見たのは初めてかもしれません。
思ったよりも随分大きかったです!
8羽で46キロありました。軽く、女性一人分くらいですよね。

さて、鴨の保存で何が大変かって、やはり、さばくのが大変です。
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まずママンが見せてくれましたが、すご技でした。

ちゃんと順序だてて解体していくと、きれいに無駄なくさばける。

頭がついていてこわい、とか忘れて、見とれました。

でも結構なちから仕事です。
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ママンのお手本を見ながらオットも挑戦しました。

魚をさばくのに慣れているからでしょうか、ママンにも「初めてとは思えない!」と筋があると思われたもよう。

私も勇気を出してやってみようかと思いましたが、やっぱり怖くて二人に任せてしまいました。

結局ママンが5羽さばいて、オットが3羽やりました。

私はひたすら脂身を小さく切る係に徹しました。
これが結構な量で、鴨というのは脂の多い鳥だな!と今更ながらびっくり。

さて、鴨がさばけたら、手羽先や首、砂肝や心臓など小さい部位はバラバラにならないように糸でつなぎ合わせます。
ももは大きいので糸は通しません。
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そしてわりと強めに塩、こしょうをして一晩おきます。

胸肉はそのまま冷凍。

体の骨は塩、こしょう、プロヴァンス・ハーブと一緒に煮ます。
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翌日、骨に付いた肉を丁寧にこそげ落としてパテを作ります。
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そして私が小さく切った脂身を大鍋で火にかけます。
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すると脂が溶けて液状になるので、その中で昨晩塩をしておいた部位を加えてじっくり熱し、コンフィを作ります。

もも肉のような、大きい部位で1時間弱くらい、小さい部位だったら30分もしないうちに引き上げて、瓶につめます。
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そして脂を上まで注いでふたをして、1時間煮沸消毒します。

と、書いてみるとすぐだけど、実際は二日がかりの大変な作業でした。
どこもかしこも脂だらけになってしまうし。

でも8羽の鴨からコンフィの瓶が20ほど、パテが10ほど、そして16この立派な胸肉が出来上がったのを見ると、ものすごい達成感!満足感!!

しかもこれを全部TGV(新幹線、乗り換えあり)で無事持って帰って来たんだから、今回の鴨ミッションは大成功でした!
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# by maisey | 2011-01-26 06:46 | フランスの日々

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