ワインおたくの夫と食べること大好きな妻の貧乏暇無し日記。フランス・ロワール地方でぶどうの有機栽培とワイン醸造に挑戦しています。


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ぶどうの花が咲くころ

今年は春がものすごく早くやってきたので、ぶどうの生育が速い!
例年よりなんと3週間も進んでいるのだとか。
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枝はぐんぐん上に伸びて私の背丈をとっくに超してしまったものもあるし、
もう花も咲いています。
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ぶどうの花は「花!」って華やかな感じではなくて、実になる部分に細い、産毛みたいな花がつくんです。
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でも甘い、石けんみたいな香りがするので、今の時期はかがんで作業をしていると花の香りに包まれます♪

そして最近、ぶどうの樹の上に鳥の巣と4つの小さな卵を見つけました。
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鳥の種類に疎いので(というか鳥恐怖症なので)何の鳥か分かりませんが、うずらの卵みたいなサイズです。

ワサワサ生えてる葉っぱに隠れて良い感じ。

親鳥は見たことないけど、ちゃんと戻ってきてくれるように私たちは触らないようにしないとね。
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by maisey | 2011-06-04 02:54 | ぶどう畑・春

おいしい雑草

私たちの畑のひとつで、土がサラサラした砂のような場所があるのですが、
今の時期そこに生えてるのはクローバーだったり、可愛らしい青い花を咲かせる草だったりして、ちょっと自慢の雑草畑です(笑)。
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そしてこのあいだ、この畑の近くでやはり無農薬でぶどうをやっている友達が教えてくれたのだけど、サラダにして食べられる雑草も生えています。
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野生のマーシュ(mâche)です。
ふつう八百屋さんで売られているマーシュよりも小さくて色も薄い。
これを袋にたくさん摘んでサラダにしたらなかなか美味しかった。

以前モンペリエ方面にいた時にはぶどう畑に生えていた野生のルッコラを摘んだけど、私たちがふだんお金を出して買っている野菜のなかにはもともと雑草だったものも結構あるんですね。
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ちなみに去年の春はぶどうの側にアスパラがにょきにょき生えてきたっけ。
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これはいわゆる野生アスパラ(asperge sauvage)というよりも、普通の栽培アスパラに似ていますね。
どうしてこのぶどう畑にアスパラが生えてくるのかは謎ですが、美味しくいただきました。
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by maisey | 2011-03-09 03:58 | ぶどう畑・春

buttage

収穫が終わって、本格的に冬になる前にぶどうの樹の根元に土をかぶせます。
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これをbuttageといいます(ちなみにbutteは小さな丘という意味)。

ぶどうの芽が出てくる春は雑草との競争が一番肝心な時期です。
冬の間に土をかぶせて、春になったら盛られた土をまた列の真ん中にひっくり返します。
こうして樹の根元周辺に生え出す雑草をきれいにとってやることができます。
(春の作業の詳細はこちら

ちなみにこの作業、トラクターや馬でやるのが一般的ですが、私たちはトラクターも馬もない。
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その代わりに、庭仕事に使われるミニ耕作機を使ってやります。
一人が耕作機を運転して、もう一人が馬用の犂で後ろからついて行く。

文字通り、二人三脚の作業なので写真が撮れなくて残念ですが、作業のイメージは↓。
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耕作機に馬の代わりをしてもらいます。

大変な作業だけど、巨大なトラクターで土を潰すことはないから、私たちの畑はいつもふかふか。

でも今の面積が限界かな。。
面積増やしたらトラクター買わなきゃな、と思っています。
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by maisey | 2010-11-23 20:05 | ぶどう畑・冬

化学者、月へ行く

ここアンジュ地域では有機栽培でぶどうを育てる生産者がとても多く、経験20年以上の大御所から始めたばかりのホヤホヤ若手生産者まで、ダイナミックなコミュニティが出来上がっています。
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それでもこの地域の見渡す限りのぶどう畑のほとんどはviticulteur conventionnel(慣行農法の生産者)によって栽培されています。

慣行農法とは「各地域において、農薬、肥料の投入量や散布回数等において相当数の生産者が実施している一般的な農法のこと」(農林水産用語集より)で、簡単に言ってしまえば除草剤や殺菌剤、化学肥料を使って栽培されているということです。

私たちは新参者だしフランス語の細かいニュアンスまで汲み取れる語学力はありませんがそんな私たちでもこの地域のビオ(有機栽培)生産者と慣行栽培の生産者の間の軋轢はひしひし感じます。

ビオ側は化学合成農薬を撒く慣行生産者をchimiste(化学者)と軽蔑をこめたあだ名で呼んだり、逆に慣行栽培側はビオの畑は雑草だらけで汚らしく、ワインの値段も高くてスノッブだと罵ったり、諍いはきりがないのですが。

私たちは有機栽培でやると決め、周りのビオ生産者にたくさん助けられ、すると友人の輪も自然とビオ生産者で固められていきました。
彼らと情報交換や機材の貸し借りをしたり、自分たちの畑をビオと認定されるよう登録したり、ビオ生協の会員になったり、だんだんとビオに染まってきました...

でも私たち、実は仕事は『化学者』の元で仕事をしているわけで。

出来ればビオ生産者の元で仕事をしたかったけど競争が激しくて、行き着いた先がここ。

上司のおじさんが除草剤を撒いた後はくっきりと四角く草が死んでいるので、そういうのを見る度に嫌だなあ、もうこの人と仕事をするのは辞めよう、と思うのですが、このおじさん、良い人なんですよね、困ったことに。
手助けが必要な時、実は一番頼りになるのもこのおじさんだし。
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農薬を使った農作物は消費者の安全に関わるものですが、生産者の安全にも直接関わります。
農薬を撒いた後の畑で仕事をする私たちの健康もそうですが、農薬を撒くおじさん本人の健康はもっと冒されていると思います。
この人、いつか体を壊すだろうな、と心配しつつも彼の低価格のワインは普段飲みには持ってこいなので買ってしまう。
そして私たちのように低価格を求める消費者が途絶えない限り、おじさんは農薬を撒き続けるでしょう。

悪循環だと分かってはいるのですけどね。
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それにしても除草剤を撒きまくってつるっぱげになってしまった畑の表面は異様だ。

固くなってひび割れたこのような畑は「月のよう」とこれまた皮肉を込めて言われるのだけれど「月でぶどうを作る」とはこれまた異様なイメージだ。
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by maisey | 2010-08-11 16:30 | ぶどう畑・夏

Décavaillonneuse à la main

もう4月、5月の話なのにブログ上ではなかなか終わらない雑草撤去大作戦シリーズ、今回を最後としますのでどうぞお付き合いください。

さて樹と樹の間の雑草ですが、このあたりの有機生産者はdécavaillonneuseという(いつまで経ってもスペルが覚えられない)作業によって取り除きます。



これはトラクターを持っていない私たちも↓我らが師匠マルク・アンジェリのように馬があればこうやって出来るんですがね、と思ったりもするのですが...(トラクターがを引っ張ろうが、馬が引っ張ろうが、肝心なのはが樹と樹の間を耕す犂(すき)の仕組みですからね。)
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2年間放ったらかしにされていた畑は雑草の根があまりにもみっしり根付いてしまっていて、土はカチカチ。
マルクが助っ人に来てくれてトラクターでdécavaillonneuseしようとしたら犂の刃が曲がってしまいそうになってしまいました。
こりゃいかんということでプランB。
デザインの違う犂で、土の下をスライスするような形でなるべく樹の元近くまで耕してもらいました。
そうするとスライスされた土に根付いた根っこが乾いて死ぬ。
そうなったらこっちのもん。手動の鋤(すき)で土をひっくり返せば良いわけです。
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と、まあ簡単に言ってみましたがそれはものすごい力仕事なわけで...
この頃、5月末は毎日30度以上、焼けるように暑くて、周りの友人たちにもそんな無駄な仕事は止めろと言われたりもしたのですが、師匠のマルクがせっかく考え手伝ってくれたプランB、出来るところまでやってみよう!ということで、夫婦二人で一心不乱に鋤をふるって土をひっくり返しました。(今考えるとかなり奇妙な光景だったと思う。)
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かなりきつい仕事で、今考えると本当に必要だったか分からないけど、成果はなかなかのもの。
↑の左側がビフォー、右側がアフターです。

ビザの関係で5月末に一時カナダに帰国しなければいけなかったので、帰国前夜まで鋤をふるってがんばりました。
限られた時間のなかで、結局畑の3分の2ほどまで土をひっくり返すことは出来たのですが残りは草刈り機で刈りました。
今思い出してもあんなに辛い思いをする必要があったのか疑問ですが、昔はこの作業が当たり前だったみたいです(うちの畑にちょくちょく出没するようになった、ぶどう栽培熟練のおじいちゃん談)。
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by maisey | 2010-07-31 04:51 | ぶどう畑・春

畑メイクオーバー

さて、前回の記事で書いた回転耕耘機による雑草撤去の成果ですが...
これがビフォー。
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そしてアフター!
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分かりにくいかなあ?列の真ん中が耕されて土が見えるようになりました!
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これは別の畑。こちらの雑草の方が深刻でした。上の写真と比べると土の固まりもゴロゴロと大きく、ふっくらとした土になるまでもう少し時間がかかりそうです。
でもこれで随分すっきりしました!
さ〜てこの後はトラクターが入れない、樹と樹の間の雑草をどうしようか!?ということが課題となりました。雑草対策、なかなか簡単には終わりません。
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by maisey | 2010-07-26 05:22 | ぶどう畑・春

レスキュー

雑草ぼうぼうの私たちの畑。
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前の持ち主が2年間雑草対策を何もせず、みっしりと生えてしまった雑草をどう取り除くかが最初の課題でした。
手でむしる規模でもないからトラクターは必須なのですが、お金もない、計画もよく立てずに飛び込んでしまったのでトラクターも持っていない私たち...でしたが友人の紹介で知り合った地元の若手生産者ブノワ・クローが助けてくれることに。
ワイルドなブノワと一緒に畑を見に行って、これは回転耕耘機(↓こんなの)で突破するしか無いということに。
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ちょうどその頃(3月末)は雨が多くて地面もベタベタなので少し土が乾燥してからじゃないと出来ないと言われました。
そして前の持ち主が今年剪定した後の枝をそのまま地面に放ってあったので、耕耘機に引っかからないように拾っておいてとも。

なので私たちの最初の作業は落ちている枝を拾って燃やすということでした。
こんなのすぐ終わる〜♪と拾っていたのですが、なんか拾った後の地面を歩いてもポキっポキっと音がする...なんと雑草の下には1年前、そして2年前の枝がそのまま放ったらかしに!
その上に雑草が生えてしまっているので、泥の中から枝を引き抜く感じに。。
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そうしたらものすごい量の枝!
先に言っとけよーー!!と前の持ち主を罵り(笑)焚き火を炊いて、この枝を運び、全部燃やすだけでも一苦労でした。

そして3カ所のうち、2カ所はワイヤーを全て取っ払ってしまうことにしたので、それもブノワが来てくれる前にやってしまうことに。
普通は杭がうってあってそこにワイヤーが張られているのですが、たまにこんな風にぶどう樹に直接ぐるぐる巻いてあって仰天。
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切れたワイヤーを修復するのは面倒とは言えども、なんかひどい光景です..く、苦しそう..

でも枝を取り除いてワイヤーを取っただけでも随分さっぱりしました。
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by maisey | 2010-07-13 00:31 | ぶどう畑・春

夢と言っても

前回の投稿では「夢を買った」なんて大げさなことを言って「まあ、きっとぶどう畑に囲まれた農家で鶏や羊と暮らしているのね!素敵!」と思われてしまったような気がするので今日はちゃんと現実を書きますね(笑)。
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私たちが今春購入することにした畑とは、家も付いていない、蔵も建っていない、本当にぶどうだけの畑です。
そして一つの大きな畑ではなく、小さな面積が3カ所、お互いからは車で5分ほどの距離にあります。
しかもそれぞれ隣人の畑と隣り合わせです。

そして総合面積は...1ha(ヘクタール)...弱!(やや小さな声で)

1haとは10 000平方メートルで、このあたりのビオ(有機)ワイン生産者は一家あたり3haから7haのぶどうを栽培しています。
ですから1haとはとてもとても生計が立てられる面積ではありません。
それでも3000本のワインが作れる面積なので、ぶどう栽培若葉マークの私たちの一年目としてはちょうどいいサイズかもしれません。
当面は他で仕事をしながらワインを作り、毎年少しずつ面積を拡大して数年後には3haほど栽培できていたらいいな、と思っています。

ちなみに3つの畑は全て赤ワインぶどうで、そのうち2つはキャベルネ・フラン(総面積の8割)で1つはここアンジュ地方の土着品種グロロ(grolleau)が植えてあります。
ロワールでワインを作るからにはシュナン・ブランの辛口白を作りたいところですが、残念ながら今年はシュナンの畑を見つけることが出来ませんでした。来年の目標です。

そして夢が一気に覚めてしまう現実は畑の状態です。
過去10年ほど農薬は一切撒かれなかったというのはとても嬉しいことなのですが、ここ2年は有機栽培というよりは放任栽培で2年分の雑草がみっしり生えてジャングル状態!
この草をどうやって取り除くか、ということが私たちの第一の難関でした...がその話はまた次回。
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by maisey | 2010-07-06 05:21 | ぶどう畑・春

いのこり宣言

私たち夫婦、「夢」を買ってしまいました。
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というと大げさですが、私たち夫婦3月末にロワールで小さな葡萄畑を3つ買いました。

ワーホリビザで一年限りで行ったはずのフランス。
一年経ったらカナダへ帰り、夫婦共にワイナリーで雇われ人として働く元の生活へ戻るつもりでした。

それがフランス生活半ばから、雇われ人としてワインを作るのではなく、自分たちでワインを作ってワインで生活できるようになりたいと無謀なことを考えるようになってしまいました。
それから半年ほど、どこでどうやってこの夢を実現出来るか悩みに悩みました。
フランスでワインが作れたら素晴らしいけど、子育てや親の老後を考えたらやっぱりカナダか日本が現実的だろうし...といった具合で、一時は北海道に移住することまで真剣に考えていました。

自分たちの5年後、10年後、30年後の人生を必死に想像して結論を出そうとしてもなかなか出なかった答えでしたが、フランスでの一年が終わろうとしている時に「今、フランスでワインを作るという機会を逃したら一生後悔する」という思いが雷のように落ちてきて、急にはっきりと答えが見えたのでした。

そうと決めてからは嵐のように忙しい毎日で今日に至るのですが、その様子や発見は少しずつ書いていきたいと思います。

冒頭の写真、2ヶ月前の私たちの葡萄畑のひとつです。
空に虹が架かっていてまさに私たちの明るい未来を暗示しているようで(笑)好きな写真なのですが、雑草の多さにも気付いて頂けましたか?
私たちにも手の届く夢というのはそれなりの問題も一緒に付いてくるものなのです...
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by maisey | 2010-06-07 05:19 | ワイン

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